アスベスト基礎知識

アスベストによる健康被害が心配!発症時の症状や対応について解説

アスベストは体内に吸入するとアスベスト特有の疾病にかかる恐れがあるため、法律で製造・使用が全面的に禁止されている繊維状けい酸塩鉱物です。アスベスト特有の疾病は、アスベストを吸入してから数十年という潜伏期間を経て発症し、ばく露の量が多いほど発症の可能性が高くなります。

本記事では、アスベストを吸入した場合の健康被害やアスベストを吸入した場合の対応について解説します。アスベストによる健康被害が心配な人は、本記事を参考に適切な対応を行ってください。

アスベストの危険性

アスベストの危険性について解説します。

アスベストが危険な理由

アスベストの繊維は非常に細く、空気中に飛散しやすいです。空気中に飛散したアスベストの繊維を体内に吸入すると一部は異物として体外へ排出されますが、体内に滞留したアスベストの繊維が要因となりアスベスト特有の疾病にかかる恐れがあります

アスベストによる健康被害

アスベスト特有の疾病は、アスベストを体内に吸入してから長い期間を経て発症することが多いです。アスベストを体内に吸入することで発症するアスベスト特有の疾病には、肺がん・じん肺・悪性中皮腫などがあります。

アスベストは人体に悪影響を及ぼす危険な物質として法律で規制されています。 「労働安全衛生法施行令」が改正され、平成18年9月1日からアスベストの製造・輸入・譲渡・使用が全面禁止になりました

発病の可能性が高まるアスベスト吸入の量

発病の可能性が高まるアスベスト吸入の量は、明らかにされていません。また、アスベスト特有の疾病を引き起こすメカニズムについても不明です。短期間での低濃度ばく露によるアスベスト特有の疾病の発症については不明な点が多いとされています。

アスベスト特有の疾病の発症は、ばく露量が多いことと喫煙と深い関係にあることが知られています。

アスベストを吸入した可能性がある場合の対応

アスベストを吸入した可能性がある場合の対応について解説します。

アスベストの関連疾患と症状

アスベスト吸入による症状は、ある程度進行するまで無症状のことが多いと言われています。アスベスト吸入による関連疾患は下記になります。

中皮腫

中皮腫は、肺を取り囲む胸膜、肝臓や胃などの臓器を囲む腹膜、心臓及び大血管の起始部を覆う心膜、精巣鞘膜にできる悪性の腫瘍です。
胸膜中皮腫では、息切れ、胸痛が多くみられますが、症状がなく胸部エックス線検査で胸水貯留を偶然発見されることもあります。そのほか、咳、発熱、全身倦怠感、体重減少などもみられます。腹膜中皮腫では、腹痛、腹部膨満感、腹水貯留などがみられます。

原発性肺がん

原発性肺がんは気管支あるいは肺胞を覆う上皮に発生する悪性の腫瘍です。中皮腫と異なり、喫煙をはじめとして石綿以外の多くの原因でも発生します。
臨床的に咳、痰、血痰といった症状がよくみられますが、無症状で胸部エックス線や胸部CT 検査の異常として発見される例も存在します。

石綿肺

石綿肺は、石綿を大量に吸入することにより、肺が線維化する「じん肺」という病気の一つです。
1970年代後半以降の種々の石綿規制により、現在では新規の石綿肺の発症はほぼなくなりつつあります。累積石綿ばく露量が25繊維/ml ×年以上ないと石綿肺は発症しないとされています。

びまん性胸膜肥厚

びまん性胸膜肥厚は、臓側胸膜(肺を覆う膜)の慢性線維性胸膜炎の状態であり、通常は壁側胸膜(胸壁を覆う膜)にも病変が及んで両者が癒着していることがほとんどです。
呼吸困難、反復性の胸痛、反復性の呼吸器感染等がみられます。石綿ばく露に関連するびまん性胸膜肥厚は、石綿肺に合併したり、良性石綿胸水の後遺症として生じることが多いとされています。

アスベストによる健康への影響について知りたい場合は、保健所・各都道府県産業保健総合支援センター・労災病院で相談してください。

アスベスト特有の疾病に発症した場合に受けられる補助

アスベスト特有の疾病が発症した場合は、受けられる下記の補償や給付金があります。

  • 労災保険
    発症した場合、一定の要件を満たすことで補償が受けられる。労災保険の対象は、中皮腫・肺がん・石綿肺・びまん性胸膜肥厚・良性石綿胸水。
    労災保険
  • 石綿健康被害救済給付金
    発症時、労災保険対象外の場合に受けることができる。石綿救済法の対象になる病気は、中皮腫・肺がん・石綿肺・びまん性胸膜肥。
    石綿健康被害救済給付金
  • 国からの賠償金(工場型)
    アスベスト製品を取り扱う工場等で働いていた場合に国から賠償金を受け取れる可能性がある。
  • 国からの給付金(建設型)
    建設現場で働いていて、一定の要件を満たす場合に国から給付金を受け取ることができる。

まとめ

アスベストは、体内に吸入するとアスベスト特有の疾病にかかる恐れがある危険な物質です。アスベスト特有の疾病が発症するであろう吸入の量は明らかになっていません。アスベスト特有の疾病は、長い潜伏期間を経て発症します。

過去にアスベストを吸入した可能性がある人は、保健所や労災病院で健康診断を受けることをおすすめします。また、アスベスト特有の疾病にかかった場合には一定の要件を満たすことで受けられる補償等があるので確認しましょう。

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